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愛知国際柔道自然塾
2006年度 カナダツアーに参加しての感想


ツアーに同行して

八ヶ岳能面工芸塾 奥村和夫
 カナダ・カムループスの旅、私にとっては毎日が感動の旅でした。
 カナダへは初めてでありましたが、カムループス空港に降り立ったとき、眼前に展開する雄大な大地の空気を吸ったとき、ここは当に先住民族のネイティブ・インディアンの聖地に相応しい場所であることを感じました。
 この聖地に外国人が多く移り住み、長い年月を経て現在のガナダの町が誕生したのです。
 その間、幾多の激動の歴史を刻みながら現在に至ったものと思われます。
しかし、先住民族の人達にとっては、多くの犠牲を強いられながらの歴史であったに違いありません。
もう少し時間をかけて再度訪ねて来て、カナダの生い立ちを肌で感じながら学んで見たいと思いました。

 高濱先生とのほんの一寸した出会いから、柔道の経験もないこの私がツアーに参加させていただきましたが、私の頭の中で描いていた大会とは、雲泥の差がありました。
 こんなに盛大で、迫力のあるイベントであるとは思いの他でありました。
 開会式の太鼓の響きが心に焼き付いています。全行程ひとつ一つが心の奥底を揺さぶり続けました。

 ホームステイも初体験でした。
 ヨ−シ・ヨシダさんご夫婦の家では、ご不自由なお体にもかかわらず快くステイさせていただきました。
 お話を聞いている中に大勢の日本からの方々をステイさせていらっしゃるとのことで、応接間には思い出に残る方々の記念の品がひしめいて置かれてありました。
 自然体で我が子のように、家族として迎え入れて歓待してくださる姿にご夫妻の人柄の素晴らしさが感じ取れました。
飾り気のないこころのこもったボランティア精神でした。たいへんお世話になりました。
そして、へンリ一・ウエダさんのご活躍にも心打たれました。大会以外の面でも、精力的に活躍しておられるようでした。
ヘンリーさんなくして、このツアーは有り得ないような感じを受けました。
 この地で、ボランティアとはいえ、色々な場所にも案内して頂き、楽しい思い出の機会を作ってくださいました。
いわば、縁の下の力持ちといった感じの人でした。ありがとうございました。

 2日目のカムループス市長への表敬訪問と4日目のカムループス市あげての歓迎・交換会を開催していただいたのに驚きました。
私もこの大会への参加の一端の印として、市長へ能面(小面)を贈呈しました。第二次大戦時にカナダの極悪の地であった、このカムループスに日系の人々が多く移住させられたこと、その日本人会の人々と語り合うことが出来たことも嬉しかったことです。

 いつの日か、能と能面についての展示会でも開催出来ればと夢が一段と高ぶる一時もありました。

 最終日のバンクーバーでは、日本から離れてこの地で生活していする日本の方ともお会いする機会がありました。
心を揺さぶることばかりの出来事か多くありましたこの旅の中で、とりわけ、能面についての理解をカナダのこの地に広めることができそうな感じを受けて帰国の途につきました。

皆さん、素晴らしい機会を体験させていただきありがとうございました。








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